『迷子のタダイマ』とともに生きた時間

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『迷子のタダイマ』とともに生きた時間

不安と責任を抱えて迎えた開幕

舞台当日は、これから幕が上がるという楽しみからくる緊張と、拭いきれない不安な気持ちがありました。
今回のN39『迷子のタダイマ』は作・演出-キムラ真さんの半生を織り交ぜて作り上げられた作品でした。
結末が決まっているとはいえ、お客様へお届けするということから何度もテーブルミーティングを重ね、
最終的に大幅な脚本変更を経て2週間の集中稽古で本番に挑みました。不安とは「失敗したらどうしよう」という意味ではなく、キムラさんが描かれた、私も大好きで大切なこの作品。その中の一役を担っているのだという責任を抱え、この物語が初めて観る方にどう映るのか。
集中稽古をしたとはいえ、この2週間で実は私がまだ気がつけていない役の一面があるのではないか。
そんな不安がありました。

「朝奈」と私の、不思議な共通点

朝奈という役名だけではなく、キャラクター的にもほとんど自分を演じているようでした。
普段は優柔不断で言葉にすることを躊躇ってしまうこともありますが、大事なことや心に決めたことには何よりも誠実に。
真っ直ぐに挑むことができたのは、そんなところが自分と似ていたからなのかもしれないと思います。
とても不思議な感覚でした。

私がお芝居を続ける理由

私は幼い頃、ミュージカルを観に行ったことがきっかけでお芝居を始めました。
舞台の上に立ち、同じ人間がその役を全力で生きる姿に。
映画やドラマで画面越しにも関わらず心を揺さぶられ、気がつけばその役に共感してしまう。そんな表現をする全ての方から沢山の生きる力をもらってきました。
私がそうであったように。
私は媒体を問わず、みてくださった方、出会ってくださった方に「明日も頑張ってみようかな」と少しでも思っていただけるようにこれからも表現を続けていきたいと思っています!

マネジメントチームからのコメント

弥栗ちゃんが「朝奈というキャラクターに、ほとんど自分を演じているようだった」と、役の中に不思議な共通点を見出してくれたことがとても印象的です。 「出会ってくださった方に『明日も頑張ってみようかな』と思ってもらえるように表現を続ける」という弥栗ちゃんの言葉も素敵でした!

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